内視鏡的逆行性胆管ドレナージとは・・・
内視鏡的逆行性胆管ドレナージ(ないしきょうてきぎゃっこうせいたんかんどれなーじ、endoscopic retrograde biliary drainage;ERBD)とは、内視鏡を用いて、十二指腸乳頭から胆管にかけてドレナージチューブを挿入し、胆汁の流出を保つ治療法である。
内視鏡的逆行性膵胆管造影(endoscopic retrograde cholangio pancreatography;ERCP)の手技を応用したもので、結石や炎症などによる閉塞性黄疸の治療目的で行われることが多い。
経皮的なドレナージに比べて、出血のリスクが少ない、腹水貯留があっても施行可能、一度の処置で内瘻化が可能(食事摂取、自宅退院が可能)などのメリットがある。
偶発症としては、ERCP後膵炎、出血・穿孔、胆管炎・胆囊炎、誤嚥性肺炎などが起こりうる。
引用参考文献
1)笹井貴子ほか.内視鏡的胆道ドレナージ.看護roo!.