中心静脈圧とは・・・
中心静脈圧(ちゅうしんじょうみゃく、Central Venous Pressure;CVP)とは、右心房に血圧が流れてくる力(右心房圧)の指標となる。右心系機能の把握、うっ血性心不全の診断などのために測定される。中心静脈圧を決めるのは、1)循環血液量、2)末梢静脈抵抗、3)心機能の3要素である。
正常値
5~10cmH2O
異常値
・5cmH2O以下:循環血液量不足や脱水が原因。輸血または輸液、強心剤の投与、昇圧剤の投与などを行う。
・10cmH2O以上:心不全や過剰輸液などによる循環血液量の増加が原因。右心不全、心タンポナーデが予測される。
引用参考文献
1)平松八重子.生体情報のモニタリング.基礎看護技術II 基礎看護学3,第16版,医学書院,2013,382-383.(ISBN9784260015790)
2)中心静脈圧測定(CVP)|循環器系の検査.看護roo!.