リケッチア感染症とは・・・
リケッチア感染症(りけっちあかんせんしょう)とは、リケッチア科に属する細菌による急性熱性疾患である。つつが虫病、発疹チフス、Q熱などが挙げられる。リケッチアは、生きた細胞内でのみ増殖する細胞寄生性の小型細菌である。
リケッチア感染症は、ダニ、ノミ、シラミを介して感染する。感染すると、発熱、頭痛、発疹、関節痛などの症状が見られる。診断には、血液検査、発疹の生検、蛍光抗体法、PCR(ポリメラーゼ連鎖反応)法が用いられる。治療には、ペニシリン系やセフェム系、アミノグリコシド系薬剤は無効だが、ミノサイクリンやドキシサイクリンなどのテトラサイクリン系薬剤は効果的である。
引用参考文献
1)William A.Petri.リケッチア感染症の概要.MSDマニュアル家庭版.