最終更新日 2018/12/18

ペニシリン

ペニシリンとは・・・

ペニシリン(ぺにしりん、penicillin;pc)とは、抗生物質の1つである。
イギリスの細菌学者A.Fleming(アレクサンダー・フレミング)によって1922年に発見された世界初の抗生物質。アオカビ(Penicillium notatum)から偶然発見されたため、学名にちなんでペニシリンという名前がつけられた。

 

真正細菌の細胞壁の主要成分であるペプチドグリカンを合成する酵素を阻害して細菌を殺すことで、抗菌作用をあらわす。
もともとは、黄色ブドウ球菌に対する抗生物質として発見されたが、耐性菌に対して有効となるよう、グラム陰性菌や嫌気性菌へ有用性が広がるよう合成ペニシリンが開発されていった。

 

引用参考文献
1)医療情報科学研究所編.笠原敬ほか監.細胞壁合成阻害薬.薬がみえるvol.3.メディクメディア,2017,175.(ISBN9784896326406)

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