最終更新日 2019/08/30

スワンガンツカテーテル

スワンガンツカテーテルとは・・・

スワンガンツカテーテル(すわんがんつかてーてる)とは、肺動脈カテーテルのことである。エドワーズライフサイエンス社の商品名から、Swan-Ganz(スワン-ガンツ)カテーテルと呼ばれることが多い。

 

カテーテルの先端にバルーンが付いた、バルーンカテーテルの一つで、心機能の測定に使われる医療機器、検査方法である。

 

静脈(大腿静脈、上腕静脈、鎖骨下静脈、内頚静脈)に針を刺し、そこからカテーテルを挿入、先端の圧を測定する。検査項目は以下の3点。
■心内圧の測定
心拍出量(Cardiac Output: CO) の測定
酸素飽和度の測定

 

スワンガンツカテーテルは重度の心筋梗塞後や心肺停止蘇生後など、特に重篤な患者に用いられる。
略してガンツと呼ばれることもある。

執筆: 永澤成人

東京慈恵会医科大学医学部 看護学科老年看護学助教

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