最終更新日 2018/08/23

ウォックナース

ウォックナースとは・・・

ウォックナース(うぉっくなーす/wound ostomy continence nurse)とは、皮膚・排泄ケア認定看護師のことである。

 

1986年にWCET(World Council of Enterostomal Therapists)認定のストーマ療法士(ET)養成校として、聖路加国際病院ETスクール・クリーブランド分校が開設され、ETが養成されていた。その後、日本看護協会の専門看護師・認定看護師制度ができ、1996年にET養成校から、6カ月間の皮膚・排泄ケア(WOC)認定看護師教育課程に変更となり、日本看護協会の認定を受けたWOC認定看護師が誕生した。

 

創傷(Wound)、ストーマ(Ostomy)、失禁(Continence)のケアを専門に行うため、頭文字をとってWOCナース、またはWOC看護認定看護師と呼ばれるが、2007年7月にWOC看護認定看護師は皮膚・排泄ケア認定看護師へと名称変更されている。

 

ウォックナースの役割は、以下の通りである。
褥瘡、皮膚潰瘍、医療関連機器圧迫創傷(MDRPU)、スキンテア(皮膚裂傷)などの予防や創のケア
・ストーマを造設する患者・家族の自己管理とセルフケアの支援
・ストーマ周囲の皮膚トラブルへのケア
・尿や便失禁などによって生じる皮膚障害に対するスキンケアや、ケア方法の指導など

執筆: 鷲田幸一

神戸女子大学 看護学部看護学科助教

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