シバリングとは・・・
シバリング(しばりんぐ、shivering)とは、体温が下がった時に筋肉を動かすことで熱を発生させ、体温を保とうとする生理現象である。体が震えたり、寒い時に口ががたがた震えたりする。身震いするという意味の英語である。
シバリングは、主に術後、全身麻酔からの覚醒後に起こる。普通の身震いと比べて比較的長く続くため、体内酸素消費量の増加、眼圧や脳圧の上昇、創部痛の増強などの原因となる。また、血圧やSpO2など、バイタルサイン測定を妨げる可能性もある。
シバリングは、体温低下とセットポイントの上昇によって起こるため、予防には、保温や加温、熱産生促進、適切な薬物療法を行う。
引用参考文献
1)中山禎人.シバリング-原因と対応.看護roo!.