スタンダードプリコーションとは・・・
スタンダードプリコーション(すたんだーどぷりこーしょん、standard precautions)とは、CDC(米国疾病管理予防センター)が提唱し推奨する、病院や介護施設などで、患者と医療従事者らを感染の危険から守るために取られる感染予防策である。標準予防策ともよばれる。
患者の汗を除く分泌物(血液・体液)、排泄物、傷のある皮膚、粘膜などを感染の危険を有するものと見なして、その取扱いに注意する。スタンダードプリコーションは、感染症の有無を問わず、全ての患者を対象に、またどのような場合においても実施する基本的な感染対策である。
具体的な対策としては、手指衛生、手袋やガウンの適切な使用・廃棄、器具や器材の適切な消毒・滅菌などの取り扱い、患者の隔離などが挙げられる。