低心拍出量症候群とは・・・
低心拍出量症候群(ていしんぱくしゅつりょうしょうこうぐん、low output syndrome;LOS)とは、心拍出量が減少する病態のことである。
心臓手術の直後や急性心筋梗塞、心肺蘇生を行った後などに起こり、心係数が2.2L/min/m2以下の場合、低心拍出量症候群と診断される。
症状
末梢血管の収縮による四肢冷感、蒼白やチアノーゼ、低血圧、乏尿などが認められる。
治療
原因疾患の治療を行うとともに、血管拡張薬や強心薬による薬物療法を行うほか、大動脈内バルーンパンピング法などを行う。
引用参考文献
1)日本救急医学会.“低(心)拍出量症候群”.医学用語 解説集.
2)菅弘之.低心拍出量症候群.医学大辞典.第2版,伊藤正男ほか編.医学書院,2003,1920.(ISBN 9784260005821)