最終更新日 2024/09/24

血圧計

血圧計とは・・・

血圧計(けつあつけい、blood pressure monitor)とは、血圧測定を行う医療機器である。

 

血圧の測定方法による血圧計の分類

血圧の測定方法によって分類され、血管内にセンサーを留置して動脈圧を直接測定する直接法と、間接的に測定する間接法に大別される。

 

直接法(観血法)

直接法は、動脈管内に針やカテーテルを入れて動脈の内圧を測定する。主に、集中治療室や手術室などで使用される。

 

直接法では、フロートラックセンサーを使用すれば持続的なモニタリングが可能であり、血圧の変動をより詳細に把握できる。また、心拍出量、1回拍出量なども測定できるといった利点がある。
しかし、血管内にセンサーを留置するため、出血や感染のリスクがあり、挿入部近傍近くの関節の固定(多くは手関節)を要するなど、侵襲性が高い。

 

間接法(非観血法)

間接法には、手動式(アネロイド式)と自動式(電子自動血圧計)とがあり、一般に医療機関では手動式が使用される。

 

電子自動血圧計の発売に伴って家庭用血圧計の普及も進んだ。多くは上腕動脈で測定する。なお、手首で測定する血圧計もみられるが、日本高血圧学会では使用を推奨していない1)

 

引用参考文献

1)日本高血圧学会学術委員会 血圧計に関するワーキンググループ.血圧計に関する日本高血圧学会からの情報.(2024年9月閲覧)

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