くしゃみとは・・・
くしゃみ(sneezing)とは、呼吸筋の不随意的、発作的な攣縮から発せられる激しい呼気運動のことである。主に鼻腔内の埃や異物を排除するための防御反応として起こる。
原因
くしゃみが起こる原因は、鼻粘膜への物理的な刺激やアレルギー反応である。アレルゲンを含む刺激が鼻粘膜に加わると、肥満細胞からヒスタミンが分泌され、鼻粘膜の三叉神経を刺激する。三叉神経から延髄のくしゃみ中枢に刺激が伝わると、反射でくしゃみが引き起こされる(くしゃみ反射)。風邪による炎症で、鼻粘膜が過敏になることでも発生する。
そのほか寒冷差や光による刺激でも、くしゃみが引き起こされることがある1)。
治療
抗ヒスタミン薬により症状の緩和を期待できる。ただし、原因に対する治療ではないため、あくまで対症療法である。
引用参考文献
1)永井良三ほか.くしゃみ反射.看護学大辞典.第6版,メヂカルフレンド社,2013,541.(ISBN9784839214784)