医療圏とは・・・
医療圏(いりょうけん)とは医療法によって定められた、都道府県が制定する、病床整備のための単位である。1次医療圏から3次医療圏までが設定されている。
人口の高齢化や疾病構造の変化など、地域の医療ニーズに応じた保険医療体制を整備するために設けられたもの。
医療圏の種類
1次医療圏
一般的な疾病の診断・治療の医療需要に対応するために設定された地域医療単位。かかりつけ医など日常的な外来診療が行われ、住民にとっての使用頻度が最も高い。 市町村が1単位とされる。
2次医療圏
疾病予防から入院治療まで、幅広く地域住民の保健医療をカバーし、基本的に救急医療を含む一般的な医療が完結することを目標として整備される。複数の市町村をまとめて1単位とされる。また、2次医療圏をもとに保健所が設置される
3次医療圏
精神病棟や感染症病棟、結核病棟などの専門的な医療、または高度で最先端の医療を提供する医療圏のこと。原則として都道府県が1単位とされる。