縦隔腫瘍とは・・・
縦隔腫瘍(じゅうかくしゅよう)とは、縦隔内の臓器や組織から発生する腫瘍のことである。縦隔とは特定の臓器の名称ではなく、左右の肺の間にある、胸膜で囲まれた空間を指す。縦隔腫瘍は比較的まれな腫瘍であり、サイズが小さいと無症状のことが多い。腫瘍の種類によって、治療法はさまざまである。
種類
縦隔腫瘍には、胸腺腫、のう胞、神経原性腫瘍などいくつかの種類がある。このうちもっとも多いのは胸腺腫で、全体の4割前後を占めている。
診断
X線画像、CT検査、MRI、超音波検査などによる画像診断を行う。生検や、血液検査での腫瘍マーカー測定を行うこともある。
治療択
腫瘍の種類と病気の進行具合によって異なる。必要に応じて手術によって切除する。
引用参考文献
1)縦隔腫瘍.一般社団法人 日本呼吸器学会.