ランツ点とは・・・
ランツ点(らんつてん、Lanz point)とは、圧迫した際に強い痛みを感じる部位(圧痛点)の一つである。急性虫垂炎に認められ、診断に用いられる。
ランツ点は、左上前腸骨棘(ちょうこつきょく)と右上前腸骨棘(左右の腰骨)を結ぶ線を3等分し、3等分したうち右から1つ目の点周辺に存在する。虫垂炎の際に圧痛を認める部位として、マックバーニー点、モンロー点、キュンメル点と合わせてランツ点も重要である(図1)。
図1圧痛点の位置
引用参考文献
1)永井良三ほか監. 看護学大辞典.第6版,メヂカルフレンド社,2013, 2400p.(ISBN9784839214784)
2)医療情報科学研究所編. 病気がみえるvol.1 消化器.第4版. メディックメディア,2010, 318p.(ISBN9784896323245)