最終更新日 2019/09/02

肝円索

肝円索とは・・・

肝円索(かんえんさく、round ligament of liver)とは、胎生期に臍静脈として役割を果たしていたが、出生後に機能を失って変化した索状の組織のことである。肝臓から臍まで、腹部正中を通る。臍静脈索(さいじょうみゃくさく)ともいう。

 

肝円索は肝臓の左葉を内側区と外側区に隔てている境目を通っており、この肝円索が入る溝を、肝円索裂(臍静脈窩)という。

 

引用参考文献
1)相磯貞和編.ネッター解剖学アトラス(原書第6版).南江堂,2016,620p.(ISBN9784524259670)
2)伊藤正男ほか編.医学書院 医学大辞典.第2版,医学書院,2009,3538p.(ISBN9784260005821)

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