臍静脈とは・・・
臍静脈(さいじょうみゃく、umbilical vein)とは、胎盤から胎児の臍(へそ)を経て、胎児へ血液を送る静脈のことである。臍帯静脈ともいう。
胎盤で酸素と栄養を受け取った動脈血の約50%は、臍帯の臍静脈を経て胎児の体内に入り、胎児の静脈管を通過して下大静脈に合流する。
名前は静脈であるが、中を流れる血液は酸素飽和度が高い血液(動脈血)である。臍帯動脈は2本存在するが、臍帯静脈は1本のみである。
引用参考文献
1)医療情報科学研究所編. 病気がみえるvol.10 産科.第3版.メディックメディア,2013,446p.(ISBN9784896324631)
2)坂井建雄ほか.系統看護学講座 専門分野 人体の構造と機能[1] 解剖生理学.第9版. 医学書院,2014,584p.(ISBN9784260018265)
3)永井良三ほか監.看護学大辞典.第6版,メヂカルフレンド社,2013,2400p.(ISBN9784839214784)