酩酊状態とは・・・
酩酊状態(めいていじょうたい、drunkenness)とは、アルコールやその他の薬物を摂取したことによって生じる、急性の中毒状態のことである。
酔いの中ではほろ酔いの次にくる状態であり、更に血中アルコール濃度が増すと、泥酔、昏睡と症状が進んでいく。千鳥足、呂律(ろれつ)が回らないなどの神経症状や、多幸感・陶酔感などを伴う意識障害が見られる。
アルコールの場合、Binderの分類に基づいた三分法がある。「単純酩酊」と「異常酩酊」に分け、さらに異常酩酊を「複雑酩酊」と「病的酩酊」に分類する。特に病的酩酊は著しい記憶障害を引き起こす場合が多い。
引用参考文献
1)“飲酒の基礎知識”.アルコール健康医学協会.(2018年11月閲覧)
2)佐久間寛之.1. アルコールの基礎知識.久里浜医療センター.(2018年11月閲覧)
3)和田攻ほか編.酩酊(めいてい)〔状態〕.看護大辞典.第2版,医学書院,2010,2793.(ISBN 9784260005135)