最終更新日 2019/10/24

肺拡散能検査

肺拡散能検査とは・・・

肺拡散能検査(はいかくさんのうけんさ、DLco)とは、肺のガス交換能を調べる検査のことである。酸素の肺拡散能を調べることが技術的に困難なため、ヘモグロビンと結合しやすい一酸化炭素の肺拡散能で測定する。

 

身体に害がない程度の一酸化炭素を吸い込み、10秒程度、呼吸を止めてから、吐き出す。呼気を分析することにより、一酸化炭素がどのくらい吸収されたかを調べる。

 

一酸化炭素が多く残っている場合は、肺拡散能が低下しており、間質性肺炎や肺気腫が疑われる。

 

引用参考文献
1)東條尚子.呼吸機能検査.系統看護学講座 臨床検査.第7版,医学書院,2016,300.(ISBN9784260018036)

執筆: 永澤成人

東京慈恵会医科大学医学部 看護学科老年看護学助教

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