肺拡散能検査とは・・・
肺拡散能検査(はいかくさんのうけんさ、DLco)とは、肺のガス交換能を調べる検査のことである。酸素の肺拡散能を調べることが技術的に困難なため、ヘモグロビンと結合しやすい一酸化炭素の肺拡散能で測定する。
身体に害がない程度の一酸化炭素を吸い込み、10秒程度、
呼吸を止めてから、吐き出す。呼気を分析することにより、一酸化炭素がどのくらい吸収されたかを調べる。
一酸化炭素が多く残っている場合は、肺拡散能が低下しており、間質性肺炎や
肺気腫が疑われる。
引用参考文献
1)東條尚子.呼吸機能検査.系統看護学講座 臨床検査.第7版,医学書院,2016,300.(ISBN9784260018036)