【体が温まる料理3種】生姜ご飯、山芋とじゃこのわさびマヨ和え、海老入り蓮根まんじゅう

 

こんにちは。現役ママナースで栄養士、Jr.野菜ソムリエのこうよしです。今回は、寒い季節に体が温まる作用のある食材を使って、体の内側から温まる料理3種をご紹介します。食材の効能を知り、上手に食事を摂って、寒い季節に体の中から温めて免疫を強化しましょう。

 

第40回 【体が温まる料理3種】生姜ご飯、山芋とじゃこのわさびマヨ和え、海老入り蓮根まんじゅう

 

【1品目】生姜ご飯

【2品目】山芋とじゃこのわさびマヨ和え

【3品目】海老入り蓮根まんじゅう

 

 

【1品目】生姜ご飯

一品目にご紹介するのは「生姜ご飯」です。しょうがの辛味成分のジンゲロールやショウガオールは、血行を促進させ体を温める効果があります。

 

調理時間(目安)

約40分(ご飯が炊ける時間+5分)

 

材料(作りやすい分量:ご飯茶碗4杯分)

米:2合

しょうが:30g

油揚げ:1/2枚

だしつゆ(3倍濃縮):大さじ3

酒:大さじ1

三つ葉:適量(なくてもOKです)

 

作り方

(1)米をとぎ、材料を切る

米をとぎ、2合の目盛の所まで水を入れます。

生姜は皮をむき、千切りにする。油揚げは、横半分に切り、細切りにしてください。

 

 

(2)炊飯器に材料を入れて炊く

 

 

炊き上がりは写真のようになっています。

 

 

(3)盛り付ける

ご飯茶碗に盛り付けて、好みで三つ葉を乗せれば完成です。

 

 

 

【2品目】山芋とじゃこのわさびマヨ和え

二品目の「山芋とじゃこのわさびマヨ和え」は、山芋に含まれるカリウムによる利尿効果により、体内の余分な水分を排泄させて冷えを予防します。わさびも、体を温める香辛料の一つです。

 

調理時間(目安)

約5分

 

材料(2人分)

山芋:15cm(約140g)

じゃこ:大さじ3(5g)

マヨネーズ:大さじ1

わさび:チューブのもので3cm程度

鰹節:少々(なくてもOKです)

 

作り方

(1)材料を切る

山芋は皮をむき、5mm程度のいちょう切りにします(縦に半分に切り、さらに半分に切る)。

 

(2)わさびとマヨネーズ、材料を混ぜ合わせる

わさびとマヨネーズを混ぜます。

 

 

その後、じゃこと切った山芋をまぜ合わせて、器に盛り付けます。

最後に鰹節をお好みで乗せたら完成です。

 

 

 

【3品目】海老入り蓮根まんじゅう

3品目の「海老入り蓮根まんじゅう」は、手が込んだように見えるとても上品な一品です。蓮根をはじめ、一般的に根菜類は、水分が少なく、ビタミンC、Eや鉄などのミネラルが豊富です。ミネラルは、タンパク質がエネルギーを作り出す助けをするため、体を温めることにつながります。トロリとしたあん仕立てなので、冷めにくく体の中からホカホカと温めてくれますよ。

 

調理時間(目安)

約10分

 

材料(2人分)

【まんじゅうの材料】

れんこん:200g

海老(中):2尾(冷凍でもOKです。なくてもOK)

片栗粉:大さじ2(蓮根に混ぜる用)

塩:少々

 

【あんの材料】

水:200cc

白だし:水200ccに対した分量(品物によって濃度が違います)

片栗粉:小さじ1と1/2杯

三つ葉:適量(なくてもOKです)

 

作り方

(1)あんを作る

鍋に水(200cc)の分量に合った白だしを入れて火にかけてください。

さらに、少量の水でといた片栗粉を加えて混ぜます。

沸騰したら弱火にして、とろみがついたらあんの出来上がりです。

 

=ここがポイント!=

白だしは、商品によって濃度が違うので、水に対しての分量を確認してください。

この料理には白だしが合うのですが、ない場合はだしつゆでも構いません。だしつゆの場合は、色が濃く甘さが強くなります。

 

(2)材料の下処理をする。

 

 

海老は殻をむき背わたを楊枝を使って取ります。その後、1cm程度に切ってください。

蓮根はすりおろし、軽く水分を切ります。

 

=ここがポイント!=

海老を入れると味と風味が良くなりますが、海老を入れなくても同様に作れます。

 

(3)蓮根まんじゅうの材料を合わせて、レンジで加熱する

 

 

(2)で下準備した蓮根と海老を混ぜ合わせ、さらに片栗粉、塩少々も加えます。

さらに、ラップに2等分にして、写真のように茶巾のような状態に包みます。

 

 

これを500Wレンジで3分(600Wレンジで2分30秒)加熱します。

 

=ここがポイント!=

蓮根は空気に触れると酸化し、黒っぽく変色してくるので、蓮根をすりおろした後は、時間をあけずに加熱してください。

 

 

(4)盛り付ける

蓮根まんじゅうをお椀に入れて、あんを入れます。

上から、お好みで三つ葉を乗せれば完成です。

 

 

旬の食材を使って、体の中から温まる3品のお料理が完成です!

 

 

今回登場した海老やじゃこは、タンパク質をエネルギーに変化させて、栄養素の相乗効果も期待できます。今のような寒い冬は、体を温めてくれる作用の食材を上手に使って、免疫力を高めて乗り切りましょう。

 

次回は「買い物いらず!作りおきレシピ」をご紹介します。お楽しみに!

 


【荒井希枝】

育児をしながら看護学校を卒業し、病棟に勤務。看護師のほか、栄養士、Jr.野菜ソムリエの資格も保有し、テレビや雑誌などで活躍中。

・クックパッド「こうよしのキッチン」

・ブログ「ママがナースになったらしい~野菜ソムリエこうよしの簡単おいしいキッチン」

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