小児における安静の特徴
『新訂第2版 写真でわかる小児看護技術 アドバンス』(インターメディカ)より転載。一部改変。
今回は小児の安静の特徴について解説します。
佐々木祥子
東京都看護協会/小児看護専門看護師
小児における安静の特徴
- 安静は治療上必要であるが、小児にとっては身体的・精神的苦痛を伴う。
- 抑制を行う際は、患児・家族に目的や方法などを十分に説明し、了解を得る。
- 患児の発達が阻害されないよう、必要最小限の部位で抑制を行う。
- 患児の体動により抑制部位がこすれたり、抑制が強まる場合があるので、観察を密に行い、安全・安楽に留意する。
- 抑制を行う際は、適応を医師とともに査定し、解除するための評価を適宜行い、早期に解除する。
- 抑制は必要最小限にし、看護師や家族がそばにいるときなどは、可能な限り抑制を解除する。
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安静の種類と場所
小児の日常生活援助は図1のように分類される。
図1 小児の安静の種類と場所
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本連載は株式会社インターメディカの提供により掲載しています。
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[出典] 『新訂第2版 写真でわかる小児看護技術 アドバンス』 監修 山元恵子/編著 佐々木祥子/2022年7月刊行/ インターメディカ