小脳のしくみとはたらき

『本当に大切なことが1冊でわかる脳神経』(照林社)より転載、Web掲載にあたり一部改変。
内容は書籍刊行当時のもの。
今回は小脳の解剖生理について解説します。

 

剱持雄二
東海大学医学部付属八王子病院看護部主任 集中ケア認定看護師

 

 

小脳は、身体のバランスをとり、姿勢を保持して運動をスムーズに行えるようにしています(図1)。

 

図1小脳の役割

図1小脳の役割

 

大脳皮質からの情報(今から行おうとしている運動の情報)と、末梢神経からの情報(筋肉の収縮状況や位置の情報)を比較・対照することによって、運動を正確かつ円滑に開始・継続させています。

 

小脳が障害されると、図2のような症状が起こります。

 

図2小脳が障害されると

図2小脳が障害されると

★1 眼振

 

 

小脳に異常があるかは、鼻指鼻試験(図3)や踵膝試験(図4)で確認します。

 

図3鼻指鼻試験

図3鼻指鼻試験

 

図4踵膝試験

図4踵膝試験

 

 

 

 

 


本連載は株式会社照林社の提供により掲載しています。

 

書籍「本当に大切なことが1冊でわかる 脳神経」のより詳しい特徴、おすすめポイントはこちら

 

> Amazonで見る  > 楽天で見る

 

 

 

[出典] 『本当に大切なことが1冊でわかる 脳神経』 編集/東海大学医学部付属八王子病院看護部/2020年4月刊行/ 照林社

SNSシェア

看護ケアトップへ