心室細動(VF)
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『本当に大切なことが1冊でわかる循環器』(照林社)より転載、Web掲載にあたり一部改変。
内容は書籍刊行当時のもの。
今回は心室細動(VF)について解説します。
渡辺朋美
新東京病院看護部
〈目次〉
心室細動(VF)はどんな疾患?
心室細動(ventricular fibrillation;VF)は、心室の各所が無秩序に興奮し、心臓がポンプとしての機能を失ってしまった状態です(図1)。
図1心室細動(VF)の心電図波形
患者さんはどんな状態?
心室細動は心停止の1つで、細動開始直後に意識は失われ、5分以上持続すると脳に不可逆的変化を生じます。
どんな治療を行う?
心室細動は、治療しなければ数分で死亡するので、迅速な対応が重要です(表1)。
文献
- 1)百村伸一編:心臓病の治療と看護 (NURSING̶Cure and Care Series).南江堂,東京,2006.
- 2)医療情報科学研究所編:year note 2019.メディックメディア,東京,2018.
- 3)大八木秀和:まるごと図解 循環器疾患.照林社,東京,2013.
本連載は株式会社照林社の提供により掲載しています。
書籍「本当に大切なことが1冊でわかる 循環器」のより詳しい特徴、おすすめポイントはこちら。
[出典] 『本当に大切なことが1冊でわかる 循環器 第2版』 編集/新東京病院看護部/2020年2月刊行/ 照林社