アレルギーになる人とならない人がいるのはなぜ?
『からだの正常・異常ガイドブック』より転載。
今回はアレルギーに関連する遺伝子について解説します。
山田幸宏
昭和伊南総合病院健診センター長
アレルギーになる人とならない人がいるのはなぜ?
同じ環境にいても、アレルギーを起こす人と起こさない人がいます。これは、アレルギーを促進あるいは抑制する遺伝子が関与しているからです。
アレルギーを促進する遺伝子が過剰に発現していたり、あるいはアレルギー抑制遺伝子が欠損していると、免疫抑制が外れるため、害を及ぼさないような異物に対してもIgE抗体がつくられやすくなります。
※編集部注※
当記事は、2019年9月3日に公開した記事を、第2版の内容に合わせ、更新したものです。
本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。
[出典] 『看護のためのからだの正常・異常ガイドブック 第2版』 (監修)山田幸宏/2023年8月刊行/ サイオ出版