皮膚の状態を観察するのはなぜ?|皮膚塗擦
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『看護技術のなぜ?ガイドブック』より転載。
今回は塗擦の実施前に関するQ&Aです。
大川美千代
群馬県立県民健康科学大学看護学部准教授
皮膚の状態を観察するのはなぜ?
軟膏を塗擦する前に皮膚の状態を十分に確認するのは、薬剤による副作用が出現していないかどうか確かめるためです。
発赤(はっせき)、腫脹(しゅちょう)、血管の表出などを観察し、患者にかゆみや熱感がないかどうか確認することも大切です。また、薬剤の効果が現れているかどうか確かめる意味でも観察が必要になります。
塗擦する時は、原則として素手で行いますが、感染性疾患などの副作用が予想される場合は、滅菌手袋を用います。
本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。
[出典] 『看護技術のなぜ?ガイドブック』 (監修)大川美千代/2016年3月刊行/ サイオ出版