時間がかかりすぎないようにするのはなぜ?|食事援助
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『看護技術のなぜ?ガイドブック』より転載。
今回は食事の時間に関するQ&Aです。
大川美千代
群馬県立県民健康科学大学看護学部准教授
時間がかかりすぎないようにするのはなぜ?
疲労による嚥下機能の低下からくる誤嚥を予防するためです。
咀嚼や嚥下に問題がある患者にとって、食事は想像以上にエネルギーを消耗するものです。
咀嚼や嚥下の状態に見合う調理方法や切り方を栄養士と相談し、30分程度で食べ終われるように工夫する必要があります。
その際、食べ方にも注意を払いましょう。食事を治療的な側面から考えると、もちろん全量を摂取することが望ましいのですが、食べきれないと予想される場合は、なるべく蛋白質やビタミンの含まれているものを先に食べ、残さないように援助します。
本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。
[出典] 『看護技術のなぜ?ガイドブック』 (監修)大川美千代/2016年3月刊行/ サイオ出版