バッグバルブマスクとジャクソンリース回路は、どうやって使うの？

『人工呼吸ケアのすべてがわかる本』（照林社）より転載、Web掲載にあたり一部改変。
内容は書籍刊行当時のもの。

 

今回は「バッグバルブマスクとジャクソンリース回路の使用方法」に関するQ&Aです。

 

露木菜緒
一般社団法人Critical Care Research Institute（CCRI）

 

 

 

〈目次〉

• バッグバルブマスクの使用方法
• ジャクソンリース回路の使用方法

 

バッグバルブマスクの使用方法（人工気道を有しない患者の場合）

1. ①口と鼻にマスクを当て、漏れがないようにバッグ部を押す（図A）。
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3. 図A　バッグバルブマスクの使用方法

    

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6. ②量は胸郭の挙上を確認し、やや上がる程度に調整する。間隔は５秒に１回程度とする。
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8. ③自発呼吸がある場合は、患者の胸郭の動きに合わせてバッグを押す。

 

ジャクソンリース回路の使用方法（人工気道を有する患者の場合）

1. ①供給ガスを分時換気量の３倍程度の流量で流し、L字型コネクト部分を指でふさぎ、バッグを膨張させる（図B）。
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3. 図B　ジャクソンリース回路の使用方法

    

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6. ②人工気道に接続し、利き手でバッグ中央部、もう一方の手でガス調節口を持つ。
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8. ③吸気時はガス調節口を閉じて吸気に合わせてバッグを押し、呼気時はガス調節口を開いてバッグを押した手をゆるめる。
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10. ④自発呼吸があるときは自発呼吸に合わせて、自発呼吸がないときは６～８秒に１回程度の間隔でバッグを押す。

 

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本記事は株式会社照林社の提供により掲載しています。

 

［出典］ 『新・人工呼吸ケアのすべてがわかる本』 （編集）道又元裕／2016年1月刊行／ 照林社