睡眠はなぜ必要なの?
『からだの正常・異常ガイドブック』より転載。
今回は「安静と睡眠」に関するQ&Aです。
山田幸宏
昭和伊南総合病院健診センター長
睡眠はなぜ必要なの?
睡眠は大脳皮質の活動低下状態です。
睡眠が必要な理由は、昼間の活動で消費したエネルギーを補給し、新たな心身活動の準備をするためです。覚醒→睡眠→覚醒→睡眠のリズムで、内部環境は再調整されます。
睡眠中は筋の緊張が低下するために、酸素消費量が約 10%減少し、体温が低下します。睡眠中は熱の産生が減るだけでなく、末梢血管が拡張して汗をかくことで熱が放射されるからです。
※編集部注※
当記事は、2018年4月30日に公開した記事を、第2版の内容に合わせ、更新したものです。
本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。
[出典] 『看護のためのからだの正常・異常ガイドブック』 (監修)山田幸宏/2016年2月刊行/ サイオ出版