ホルモンはどこから分泌されるの?
『からだの正常・異常ガイドブック』より転載。
今回は「ホルモンの作用」に関するQ&Aです。
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山田幸宏
昭和伊南総合病院健診センター長
ホルモンはどこから分泌されるの?
ホルモンを分泌する器官を内分泌器官といいます(図1)。それぞれの内分泌器官の内分泌腺からさまざまなホルモンが分泌されます(図2)。
内分泌腺は、視床下部、下垂体(図3)、松果体、甲状腺、副甲状腺(上皮小体)、胸腺、膵臓、副腎(皮質と髄質)、性腺(卵巣、精巣)などにあり、全身に分布しています。
図1内分泌器官
図2内分泌腺と外分泌腺
図3下垂体
このほか、胃、心臓、腎臓、小腸には内分泌細胞が存在し、ホルモンを分泌しています。
内分泌器官は外分泌器官と異なり、分泌物を運ぶための導管を持っていないのが特徴です。そのため、血液を介して運ばれます。
MEMO外分泌器官
汗腺、涙腺、唾液腺など、身体の外(体表あるいは消化管)に向けて分泌を行う器官。分泌を行う腺細胞と、分泌物を運ぶ導管から構成されています。
※編集部注※
当記事は、2017年6月30日に公開した記事を、第2版の内容に合わせ、更新したものです。
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本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。
[出典] 『看護のためのからだの正常・異常ガイドブック』 (監修)山田幸宏/2016年2月刊行/ サイオ出版