【マンガ】それでも看護をする理由~Case.2 みお~(7)

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周囲が認識している新人の姿と、自分が思っている新人の姿が違うと気づいたみお。

それでも周囲のアドバイスを素直に受け入れられないみおを、見かねた先輩ナースが…。

 

「自主的に動けるってこと」「本人的にはサポートしたい気持ち」「上手く尊重してあげれば…。」と言われた周囲からのアドバイスも『その判断は自己判断じゃないんですか?』といじわるそうに言う恒平の妄想でかき消されてしまうみお。次第に『なんでみんなあんなヤツかばうの?良い顔してるだけだよ。』とみんなへの非難に代わり、ストレスから暴食に走ってしまいました。

 

 

 

『先輩たちは都合の悪いことをごまかそうとしてる。アイツを1番近くで見てるのは私なのに…。私の言うことは誰も信じず、誰もわかってくれない…。』と思いつめ、黙ったままポテトチップスをあけました。

 

 

 

ポテトチップスを口につめこみ、『私は絶対だまされない』と誤った決心をしてしまいます。翌日、職場で恒平と顔を合わせても、「おはよ…」と真顔で挨拶を返しました。

 

 

 

恒平から報告を受けても、恒平の顔を見ずに、「確認してやってるならいいよ」と雑に指示を出してしまうみお。その様子を見かねた先輩は、仕事終わりのみおに声をかけ

 

 

 

食事に行こうと誘い出しました。食事を食べながらみおは、「もう本当ひどくて!注意しても言い訳ばっかだし、何考えてるかナゾですよ!」と恒平のグチを言いました。先輩は、なだめながら「良いところにも目を向けようって話し合ったじゃん。」と言いました

 


 

そして、「まずは栗原が態度を変えなきゃ。そしたら違った面も見えてくるって。まだ彼は看護師5ヶ月だよ?ゆっくり見守ってあげてよ。栗原みたく明るい子ばっかじゃなくて、一見わかりづらい子もいるんだから」とミオを諭しました。するとみおは、「アイツは…」ととがった声で

 

 

 

「私のことバカにしてます!いない方がやりやすいと思ってんですよ。聞かないんです何も!5ヶ月目なんてわかんないことだらけですよね!?普通!?関わりたくないんですよ、私と。」と矢継ぎ早に言いました。

 

 

 

みおは、感情を吐ききり「もう辞めたい…私なんかいなくても…。」と落ち込み始めました。黙って聞いていた先輩は、お酒をグッと飲み干すと、「いい加減にして!!」と怒りました。「不毛な言い訳ばっかりしてさ。アンタ明るいのが取り柄じゃん。」とみおに言いました。

 

 

 

ウジウジしないでやることやってみなっての!自分は変わろうとしないのに、新人のグチだけ言うの?とにかく動かないと何も始まらないよ!?」とネガティブに物事を考えてしまっていることを指摘されるみおなのでした。

 

 

最終話【8】に続く

 

 

 

【マンガ:小暮さきこ】

漫画家・デザイナー。

2008年に漫画家デビュー。

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原案:坂本綾子(看護roo!編集部)

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