東京オリンピックに賛成?反対?看護師1950人アンケート|看護roo!ニュース

今夏の東京オリンピック、看護師はどう思う?タイトルMV

東京オリンピックの開幕まで、あと3週間あまり。

 

新型コロナ流行下での開催に国内の賛否も分かれていますが、医療現場の看護師たちはどう受け止めているのでしょうか

 

看護roo!が行った緊急アンケートの結果をまとめました。

 

【アンケート概要】2021年6月22日~28日、全国の看護師を対象にインターネット調査を実施。今夏の東京五輪開催について「賛成」「反対」「延期」「その他」から回答を選んでもらった。有効回答数は1949人。

 

 

「反対」「延期」が8割超、開催に否定的な看護師が多数

看護roo!のアンケート結果によると、「延期」と答えた人が最も多く、全体の54%を占めました「反対」が32%で続き、「賛成」は8%にとどまりました。

 

看護師アンケート「東京オリンピックの今夏開催について」結果のグラフ。賛成8%、反対32%、延期54%、その他6%

看護roo!アンケートより)

 

延期と反対の回答が合わせて86%に上り、多くの看護師はこの夏のオリンピック開催に否定的であることがわかります。

 

 

「これ以上の医療逼迫は…」「今じゃない」

延期・反対・賛成それぞれの理由について、アンケートに寄せられたコメントから見てみましょう。

 

延期や反対を選んだ人の多くは、オリンピックをきっかけに感染が拡大し、医療現場がさらに逼迫することを不安視しており、「国内のワクチン接種が進み、感染状況が落ち着いてからでいいのでは」と訴えています。

 

一方、今回のアンケートで少数派となった賛成意見には、「今さら中止にできない」という現状を受け止めた上で、「開催するなら感染対策を徹底して」と万全の態勢を求めるコメントが見られました。

 

アンケートに寄せられた看護師の声(抜粋)の表。延期派の声「ワクチン接種が終わってからが良いのでは?」「今強行したとして、その後にどうなるかは予想がつかない。これ以上の医療逼迫は勘弁してほしい」「選手はこのために頑張ってきたので中止はかわいそう。でも今ではない」。反対派の声「医療を圧迫するのは容易に想像できます」「いろんなイベントが自粛しているのに、オリンピックは開催するっておかしいと思う」「開催しない道を選び、これから先また開催の是非が問われるような時に開催しない選択もできるんだと示せるようになってほしい」「今の段階で何を言っても無駄な気がする。パンデミックの可能性はあるができる限りの対策をとって」「医療機関の態勢が整っている全体で、無観客での開催であれば賛成です」

看護roo!アンケートより)

 

東京オリンピック・パラリンピックは、開幕に向けた準備が急ピッチで進められています。

 

その一方で開催中止・延期を求める世論も根強く、期間中の感染対策についてもさまざまな指摘がある中で、医療現場にいる看護師の間にも開催への不安や疑問の声が多いことがあらためてうかがわれる結果となりました。


 

看護roo!編集部 烏美紀子(@karasumikiko

 

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