お弁当、サラダ、コンビニスイーツ…新型コロナと闘う医療者に応援サービス|看護roo!ニュース

Smile Food Projectが配達するデザートの画像

(画像:Smile Food Project)

 

新型コロナウイルスと闘う医療者に、感謝と応援を届けたい――

 

新型コロナウイルスとの闘いが長期化する中、医療機関にお弁当やサラダを無償で配達するなど、医療の現場を支援しようという動きが次々と生まれています。

 

 

“コロナ最前線で闘う人へ食事のエールを”

4月16日に始まった「Smile Food Project」は、東京都内の一流シェフたちによるお弁当を医療機関に無償で届けるプロジェクトです。

 

Smile Food Projectのお弁当の画像

シェフが腕をふるった料理が届けられるSmile Food Projectのお弁当(画像:Smile Food Project)

 

医療機関の申し込みを受けて1回で最大200食ほど、1週間に2~3施設に届けていくとしています(都内の感染症指定医療機関が対象)。

 

プロジェクトでは「心も体力も消耗していく医療現場の方々を食事から支えたい。少しでも安らぐ時間を持ってほしい」と、シェフたちの料理を通じて感謝と応援のメッセージを送っています。

 

感染対策をしたメンバーがお弁当を車に積み込む画像

(画像:Smile Food Project)

 

 

多忙な身体にうれしい「サラダ配達」

都内でサラダ専門店を経営する株式会社クリスプは「CRISP CONNECT」として、医療機関にサラダを無償で配達する取り組みを行っています。

 

配達するサラダに添えるメッセージカードを書くスタッフの写真

サラダの提供で医療者を応援するCRISP CONNECT(画像:株式会社クリスプ)

 

当初は、各店舗で医療者への無料サービスを行っていましたが、「忙しくてお店に行けない」「感染拡大でお店に行くのを控えたい」という声に応え、4月6日から医療機関にサラダの配達をスタート。

 

21日現在、東京・神奈川県東部の医療機関に合わせて約7000食を提供しています。

 

また、クラウドファンディングでプロジェクトへの寄付金も募っており、すでに1500万円を超える支援が寄せられています。

 

CRISP CONNECTのサイト。取り組みを応援したい個人からの寄付金も続々と集まっている=写真は4月21日現在(画像:株式会社クリスプ)

 

 

院内ローソンは「サンクスデー」、コーヒー・スイーツ半額

ローソン店舗の写真

ローソンは院内コンビニで医療従事者への「サンクスデー」を実施する

 

ローソンは、全国で約320店を展開している院内コンビニ「ホスピタルローソン」で4~6月、月1回の「サンクスデー」を展開。

 

医療者に対し、「ウチカフェスイーツ」「ホットコーヒーS」「アイスコーヒーS」を半額で提供するとしています。

 

また、有機野菜の宅配サービスなどを手掛けるオイシックス・ラ・大地なども、都内の感染症指定医療機関を対象にお菓子や野菜ジュース、ソフトドリンクなどを届けるプロジェクトWe Support」を20日から始動させています。

 

 

取り組みの輪は全国各地に

今回紹介したのは、東京都内のフードサービスなどほんの一部。

 

このほかにも

 

「地域の医療機関にお菓子を届ける洋菓子店」

「医療者に宿泊料1000円で部屋を提供するホテル」

「医療関係者の通勤を無料で送迎するタクシー」

「医療者の家事代行・ベビーシッターを半額で請け負う家事代行サービス会社」

 

など、さまざまな業種・企業がそれぞれのサービスを通じて医療者を応援しようと、全国各地で取り組みの輪が広がっています。

 

看護roo!編集部 烏美紀子(@karasumikiko

 

 

(参考)

Smile Food Project

CRISP CONNECT

新型コロナウイルス感染拡大防止を応援(ローソン)

新型コロナウイルス感染症の治療にあたる医療従事者を食で応援(WeSupport)

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