警察からの質問には答えるべき?|こんなときどうする?個人情報の扱い方ケーススタディ【6】
看護師が日常業務の中で扱う情報の中には、「個人情報」に当たるものがたくさんあります。医療機関で扱う患者さんの情報は、個人情報の中でも秘匿度最高レベルのもの。日々の業務の中で何気なくやったことが、取り返しのつかない個人情報漏えいにつながるかもしれません。患者さんの大切な情報を扱う者として、こんなときどうする!?を考えてみましょう。
そもそも個人情報って何なの?個人情報の基礎知識はこちらで→【いまさら聞けない!個人情報】
ケース6 警察からの電話?
Q:ある日、アナタが勤務する病棟に、警察を名乗る人物から電話がありました。
現在病棟に入院している患者さんの病状を聞かれましたが、その場で答えて良い?
(1)警察の捜査には協力する義務があるので、分かる範囲で答える
(2)そんな人はいない、と電話を切る
(3)相手が本当に警察なのか判断できないので、何も話せない
A:正解は(3)。
病院という組織は本来、個人情報保護の観点から、患者さんに関する電話による問い合わせは(例え家族を名乗っていても)受け付けないことになっています。
ただし、このケースのように犯罪に関わる場合は、例外として個人情報を提供することが認められます。
個人情報保護法の記載では、「国の機関若しくは地方公共団体又はその委託を受けた者が法令の定める事務を遂行することに対して協力する必要がある場合であって、本人の同意を得ることにより当該事務の遂行に支障を及ぼすおそれがあるとき」に該当する場合ですね。
とはいえ、今回は電話での問い合わせなので、この時点では相手が本当に警察官なのかわかりません。
ここはやはり余計なことは何も言わず、自分より上の師長や部長がいれば取次ぐこと。
あなたが対応しなければならない立場なら、「電話では患者さんの在籍は回答できない」ことや「本当に必要なら然るべき手続きを踏む必要がある」ことを説明するなど、適切に対処する必要があります。
掲示板でいま話題
アンケート受付中
《先輩にするならどっち?》 超厳しいけど完璧な先輩 or 超優しいけど結構うっかりしてる先輩
- 厳しくて完璧な先輩 70%
- 優しいけどうっかり屋さんな先輩 29%
- 投票数2619票
- 本日まで
2024年★私的な大ニュース
- 大ニュースを答える! 14%
- 小ニュースを答える! 85%
- 投票数2128票
- 残り5日
今日の看護クイズ
本日の問題
◆脳・神経の問題◆脳卒中の発症予防として、危険因子の管理で、誤っているものはどれでしょうか?
- 高血圧患者の降圧治療
- 脂質異常症患者のスタチン投与
- 禁煙
- 大量の飲酒
7887人が挑戦!
解答してポイントをGETナースの給料明細
や4年目 / その他 / 静岡県
令和6 08 12
¥ 200,000 | ¥ 5,000 | ¥ 75,000 | |
¥ 0 | ¥ 0 | ¥ 50,000 | |
5回 | 2交代制 | 2時間 | |
¥ 330,000 | ¥ 40,000 | ¥ 4,000,000 |
よな5年目 / 病棟 / 大阪府
令和6 10 13
¥ 232,000 | ¥ 22,100 | ¥ 67,000 | |
¥ 0 | ¥ 0 | ¥ 38,900 | |
6回 | 2交代制 | 12時間 | |
¥ 360,000 | ¥ 480,000 | ¥ 4,800,000 |
8986人の年収・手当公開中!
給料明細を検索
コメント