医師に24時間質問できるアプリ?「電子母子手帳」が東京都のモデル事業に

【ナース知っ得ニュース 2015/2/18号】

 

Webサイト上で母子の健康データを記録でき、医師や薬剤師へ24時間相談ができる「電子母子手帳」のサービスを、都内に住む妊産婦100名が東京都のモニターとなり、使用を開始しました。

 

エムティーアイ/「電子母子手帳」サービスのモニター検証を開始(ICT教育ニュース)

(c)株式会社エムティーアイ

 

「電子母子手帳」とは?

電子母子手帳には、妊娠中の体調・体重記録や、胎児や子どもの成長・体調記録、予防接種の管理や健康診断データの記録などのほか、出産・育児に関する基礎情報やアドバイス、子どもの成長を写真・動画と共に記録できる育児日記、記録データを父親や家族のPC・スマートフォンと共有できる機能があります。

 

また、使用者は100人以上の現役医師や薬剤師、看護師、保健師、栄養士などへ、24時間365日電話やメールで相談できる、健康Q&Aサイト「カラダメディカ」を利用できます。

 

東京都の「子育て応援ファンドモデル事業」の一環として検証スタート

「電子母子手帳」には、医師や薬剤師などの医療専門家のアドバイスが受けられるQ&Aサービスが設けられています。

これにより、エムティーアイは東京都の「子育て応援ファンドモデル事業」のモデル事業者に採択されました。

 

東京都は、子育て応援事業創設に先立ち、昨年(平成26年)の7月から、協力してくれる事業者を募集していました。子育て応援事業とは、女性が安心して子どもを産み、育てられる環境の整備によって、社会全体で子育てを支える目的で整備されるものです。

モデル事業では、民間事業者からアイデアを募集。現状の課題解決が見込める優れたアイデアには補助金が出されるしくみです。

 

エムティーアイによる当サービスは、「健康Q&Aサービス付き電子母子手帳」として、2月16日から都内在住の妊娠中または子育て中の女性約100名によるモニター検証がはじまっており、3月31日までを予定しています。

今後もサービスの質を向上し、全国の自治体への提供を目指しています。

 

(参考)

東京都 ニュースリリース

エムティーアイ ニュースリリース

東京都、保育のモデル事業募集 若者の就労支援も (日本経済新聞)

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