全末梢血管抵抗とは・・・
全末梢血管抵抗(ぜんまっしょうけっかんていこう、systemic vascular resistance;SVR)とは、血管内で起こる、血液の流れへの抵抗のことである。末梢血管抵抗、体血管抵抗ともいう。
血管収縮や血流量増加によって血管抵抗は高まる。血圧は心拍出量と全末梢血管抵抗に比例するため、全末梢血管抵抗が増えると血圧が上がる。
心機能を規定する因子は4つ(心拍数・心収縮力・前負荷・後負荷)である。後負荷は全末梢血管抵抗・大動脈弁狭窄・血液粘稠度・動脈の弾性・心室容積などで規定され、中でも全末梢血管抵抗は特に重要である。
引用参考文献
1)井上博監.医療情報科学研究所編.高二酸化炭素血症による症状.病気がみえる vol.2 循環器.メディックメディア,2013,10.(ISBN 9784896326437)