ブラッドアクセスとは・・・
ブラッドアクセス(ぶらっどあくせす、blood access)とは、血液透析における血液循環の際、患者側の血液の出入り口を指す。正確にはバスキュラーアクセス(vascular access)と呼ぶべきだが、近年商品名であるブラッドアクセスが慣用的に使用されるようになった。
血液透析を行う際、血液を体外に導き老廃物などを浄化した後、体内に血液を戻す方法を体外循環という。この体外循環に用いる際の血液の出入り口がブラッドアクセスである。
血液透析は、多くの血液が体外から浄化され、また体内に戻されるため、本来であれば、動脈を穿刺する必要がある。しかし、患者への負担が大きいため、現在では、患者自身の動静脈間に血流を流して透析を行う内シャントという方法がブラッドアクセスとして主流となっている。
引用参考文献
1)血液浄化療法.医療情報科学研究所編.川並透監.病気がみえる vol.7 脳・神経.メディックメディア,2015,226.(ISBN9784896323580)