高エネルギー外傷とは・・・
高エネルギー外傷(こうえねるぎーがいしょう)とは、体に大きな力(高いエネルギー)が加わって起こった外傷である。スピードの速い交通事故、落下事故などが該当する。
身体内部の広い範囲で組織が破壊されている恐れがあり、目に見える徴候がなかったとしても生命に危険を及ぼす可能性が高い。
高エネルギー外傷による傷病者は、現場や搬送途上での適切な処置が予後を左右すると言われており、救命率の向上には搬送途上における処置の標準化が不可欠である。
引用参考文献
1)仲田和正.日常診療で使える整形知識(5) JPTEC(外傷病院前救護ガイドライン)要点 [臨床医学講座より](2018年2月4日).兵庫県保険医協会.
2)慶應義塾大学病院脳神経外科.“頭部外傷とは”.KOMPAS.