交通事故とは・・・
交通事故(こうつうじこ)とは、歩行、自転車や自動車など交通機関に関連する事故である。小児の死亡原因として、日本などの先進国では不慮の事故が多く、特に3歳を過ぎて活動範囲が拡大するとともに交通事故の割合は増加する(表1)。
表1小児の不慮の事故による死因
交通事故における外傷として、まず大事なのは、頭部外傷であり、硬膜外出血やクモ膜下出血、脳内出血がある。頚髄損傷や肋骨骨折、気胸や血胸も合併することがある。腹部打撲からの肝損傷、脾臓損傷、骨盤骨折も見落としてはならない。
その予防は、チャイルドシートやシートベルトの着用、ヘルメットの装着である。また、小児においては、体にあった適切なものを使用することが重要である。