アウスとは・・・
アウス(あうす)とは、ドイツ語のAuskratzungに由来し、人工妊娠中絶を表す医療用語である。人工妊娠中絶とは、妊娠状態にある女性に、人工的な手段を用いて意図的に妊娠を中絶させることである。胎児が母体内でなければ生存できない期間中に母体から出すことを意味する。妊娠22週目以降の妊婦側からの申し出による中絶は法的に認められていない。
人工妊娠中絶の方法は、妊娠初期(12週未満)と妊娠中期(12週~22週)では異なる。妊娠初期(12週未満)は、吸引用器具を子宮に挿入し、吸引機を用いて子宮内内容物を吸い出すという「吸引法」と、スプーンの様な専用の器具を使って子宮内内容物を掻き出す「そうは法」がある。妊娠中期は、子宮を広げるために専用の医療器具を挿入し、陣痛を誘発し、分娩台にあがって、出産と同様の手順で取り出す。