GCSとは・・・
GCS(ぐらすごー・こーま・すけーる、Glasgow Coma Scale)とは、意識レベルの評価指標。JCS(Japan Coma Scale)と合わせて評価されることが多いが、世界的に使われるのはGCSであり、JCSは日本国内でのみ使われる。
使い方
開眼=Eye(E)、言語=Verbal(V)、運動=Movement(M)、の3要素を評価して加点する。
開眼は1~4点、言語は1~5点、運動は1~6点で評価し、合計3~15点となる。
すなわち、健常者は15点、最も意識状態が悪い深昏睡では3点となる。
15点は意識清明、GCS≦14は意識障害あり、GCS≦8では重篤な意識障害ありと評価され、早急な原因究明や気道(Airway)・呼吸(Breathing)・循環(Circulation)の安定化が必要とされる。
何がわかるか?
「開眼」、「発語」、「運動」を評価し、その合計点で意識レベルの重症度・緊急度を判断する。合計点の点数が低いほど、重症度・緊急度が高い。
どういう時に使用するか
GCSは世界的に、意識レベルの評価で使用されている。
日本でも、救急外来やICUなどで、意識障害患者の評価に使用される。
引用参考文献
1)根本 学.GCS(グラスゴー・コーマ・スケール)|知っておきたい臨床で使う指標[2].看護roo!.(2024年9月閲覧)