最終更新日 2020/01/23

内臓痛

内臓痛とは・・・

内臓痛(ないぞう、visceral pain)とは、発生部位によって分類された疼痛の種類の一つで、内臓に由来する痛みである。

管腔臓器(小腸、大腸など)の筋層や漿膜が過伸展を起こす場合や、異常に収縮することで生じる。実質臓器(肝臓や脾臓など)が出血や腫瘍などで急激に腫大し被膜が伸展された場合にも生じる。

具体的には、腸炎や、腸閉塞による腸管蠕動異常に伴う疼痛などが当てはまる。

痛みの特徴として、局在がはっきりせず、鈍痛や締め付けられるような痛みと表現することも多い。

執筆: 大久保祐希

兵庫県立尼崎総合医療センター ER総合診療科フェロー

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