直腸肛門反射とは・・・
直腸肛門反射(ちょくちょうこうもんはんしゃ、rectoanal reflex)とは、排便の機序にかかわる反射のことである。
メカニズム
消化物が直腸に到達し直腸に伸展刺激を加えると、脳に刺激が送られ便意として認識される。その後、不随意筋(自身では調整できない筋肉)である内肛門括約筋が無意識的に弛緩し、便が通れるようになる。
内肛門括約筋が弛緩することによって、排便が促され腹圧が上昇する。その際、いきむと同時に随意筋(自身で調整することのできる筋肉)である外肛門括約筋が弛緩し、排便行為に至る。
先天的に直腸肛門反射の異常があることもあるが、後天的に障害されることは少ないと考えられる。
引用参考文献
1)直腸肛門反射.KOMPAS 慶應義塾大学病院 医療・健康情報サイト.