陥没乳頭とは・・・
陥没乳頭(かんぼつにゅうとう)とは、乳頭が乳房の内側に埋没したものを指し、乳管周囲の平滑筋の線維化が原因とされている。陥没乳頭は育児において授乳を困難にすることがあり、乳管炎や乳腺炎のリスクとなる。
治療
「酒井の分類」の重症度分類により、治療方針が決定される。
軽症(Grade1):手整復可能であるが、いずれ元に戻る
中等症(Grade2):ピンセットなどでなんとか整復可能であるが、離すと陥没する
重症(Grade3):手術によらなければ整復は困難
軽症のうち乳頭刺激により整復可能なものは仮性陥没乳頭と呼ばれ、保存的治療あるいは手術治療が選択され、中等症、重症では手術治療が選択されることが多い。