最終更新日 2018/03/02

幼児期

幼児期とは・・・

幼児期(ようじき、childhood)とは、『児童福祉法』で満1歳から小学校に就学するまでの時期を指す。

 

幼児期は道徳性や社会性といった人格の基盤を形成する大切な時期である。身近な人や周囲の物、自然などの環境と関わりを深め、興味・関心の対象を広げ、認識力や社会性を発達させていくとともに、食事や排泄、睡眠といった基本的な生活習慣を獲得していく。

 

歩行は平均的には1歳2カ月で見られ、2歳では走ることができるようになる。

 

幼児期前期(1~3歳)では母親に依存しながらも次第に外へ出ていこうとし、遅くとも1歳6カ月ごろまでに意味のある単語を言うようになる。幼児前期の終わりまでには排尿・排便、衣服の着脱ができるようになる。3歳ごろになると活発に動き回り、知的好奇心も旺盛になる。

 

幼児期後期(3~6歳)になると、「自主性」が獲得され、基本的な運動(走る、跳ぶ、投げる)が可能となる。

執筆: 佐々木 朗

神戸市立医療センター中央市民病院 救命救急センター小児救急フェロー

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