切迫性尿失禁とは・・・
切迫性尿失禁(せっぱくせいにょうしっきん、urge urinary incontinence)とは、急に激しい尿意を自覚し、トイレまで我慢できずに漏れてしまうことである。
「尿をためる」という脳からの信号が膀胱まで伝わらずに、膀胱が無抑制に収縮し、尿道括約筋が緩んでしまうために生じる。
脳血管障害やパーキンソン病、多発性硬化症などの中枢神経疾患による膀胱機能障害によるものもあるが、明らかな神経疾患を伴わない場合も少なくない。ほかにも前立腺肥大などによる下部尿路の通過障害、膀胱炎や前立腺炎など尿路の刺激、加齢でも起こる。
治療としては薬物療法が中心で、抗コリン薬が使用される。