義足とは・・・
義足(ぎそく、prosthetic foot)とは、欠損した箇所につなげて装着する人工の足である。
残存する足の長さに合わせ、骨盤義足、大腿義足、膝義足、下腿義足などに分けられている。義足は、医師によって決定されたリハビリ計画などに基づいて、義肢装具士が適切な形状の義足を作成する。
義足は、歩行能力を持つ機能的義足と、外見を回復させるための装飾用義足がある。また、機能的義足の中でも日常生活のあらゆる場面に適するように作られたものを常用義足、耐久性重視で作られたものを作業用義足という。
義足は、接合部分の太さを多少変えられるものが多いが、長期間に渡って同じ義足を使い続けるためには、接合部分の太さをある程度維持しておく必要がある。特に糖尿病や肥満体質の人は、接合部分がむくんだり肥大したりする傾向があるため、日々の適切な自己管理が必要である。また、義足装着部分の皮膚トラブルも起こりやすい。義足を使い始めたら、非装着時は弾性のある包帯で接合部分を巻いて固定し、皮膚トラブルの予防、および一定の太さが維持できるようにすると良い。