プライマリーナーシングとは・・・
プライマリーナーシング(ぷらいまりーなーしんぐ、primary nursing)とは、患者の入院から退院までを1人の看護師が担当する看護方式を指す。1970年代に米国のミネソタ大学病院の内科病棟で試行されたことから始まった。
日本でも、医療施設においてプライマリーナーシングが導入されているところもある。なお、施設や患者、看護師などの状況によって異なるが、プライマリーナーシングを導入した際の看護師にとってのメリットとデメリットは主に以下のとおりである。
メリット
■きめ細やかな看護を行える
■患者との信頼関係や責任が持てる
■看護能力の向上が期待できる
■仕事への充実感が得られる
デメリット
■一人あたりの担当する患者数が多くなる
■責任が大きくなる
■患者の情報を共有する機会や看護師間のコミュニケーションが少なくなる
■看護師の資質など能力に関する問題が生じる可能性がある
看護方式にはほかに、チームナーシングやモジュールナーシングがある。