最終更新日 2019/09/30

駆風浣腸

駆風浣腸とは・・・

駆風浣腸(くふうかんちょう)とは、腸内ガス(おなら)の排出を起こすことで、排便を促し、腹痛や腹部膨満、悪心を緩和する浣腸である。ガス抜きともいう。自力でガスの排泄ができない患者に対して行い、腹部の膨満を和らげることができる。

 

一般的な施術方法

1)汚染防止シーツを敷き、患者を左側臥位にする。
2)患者に口呼吸をしてもらい、力を抜くよう促す。
3)カテーテルの先端に潤滑剤を塗り、カテーテルの尾側は水の入った容器に入れておく。
4)カテーテルを肛門から5~6cm、静かに挿入する。
5)容器の中の水に気泡が出たことを確認し、カテーテルを抜く。

 

注意

肛門周囲に病変がある患者には注意を要する。

 

引用参考文献
1)浦田克美.ガス抜き(駆風浣腸)とは|方法と手順〜根拠がわかる看護技術.ナース専科PLUS.

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