駆風浣腸とは・・・
駆風浣腸(くふうかんちょう)とは、腸内ガス(おなら)の排出を起こすことで、排便を促し、腹痛や腹部膨満、悪心を緩和する浣腸である。ガス抜きともいう。自力でガスの排泄ができない患者に対して行い、腹部の膨満を和らげることができる。
一般的な施術方法
1)汚染防止シーツを敷き、患者を左側臥位にする。
2)患者に口呼吸をしてもらい、力を抜くよう促す。
3)カテーテルの先端に潤滑剤を塗り、カテーテルの尾側は水の入った容器に入れておく。
4)カテーテルを肛門から5~6cm、静かに挿入する。
5)容器の中の水に気泡が出たことを確認し、カテーテルを抜く。
注意
肛門周囲に病変がある患者には注意を要する。
引用参考文献
1)浦田克美.ガス抜き(駆風浣腸)とは|方法と手順〜根拠がわかる看護技術.ナース専科PLUS.