最終更新日 2018/07/25

妊娠糖尿病

妊娠糖尿病とは・・・

妊娠糖尿病(にんしんとうにょうびょう、gestational diabetes mellitus)とは、妊娠中に発見、または発症した(糖尿病に至っていない)糖代謝異常である。つまり、妊娠前は糖尿病でなかったことが前提である。妊娠後期にホルモンの影響でインスリン抵抗性が増大するため、発症する。リスク要因としては、糖尿病家族歴や肥満などである。

 

合併症

母体への合併症としては、将来の糖尿病発症のリスクとなったり、流産・早産のリスクとなったりする。胎児への合併症としては、胎児仮死や先天奇形、巨大児などが挙げられる。また、児の成長期に肥満や糖尿病の合併を来す場合がある。

執筆: 小川顕太

亀田総合病院 集中治療科フェロー

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