抗胸腺細胞グロブリンとは・・・
抗胸腺細胞グロブリン(こうきょうせんさいぼうぐろぶりん、antithymocyte globulin;ATG)とは、ヒト胸腺細胞をウサギやウマに注射し、その血清を集めて得られる抗リンパ球抗体である。抗リンパ球グロブリン(antilymphocyte globulin;ALG)とも呼ばれる。
国内ではウマに免疫して得られたATG製剤が広く用いられている。生体に投与するとT細胞と反応して末梢血リンパ球が減少し、免疫抑制効果が発揮される。再生不良性貧血の免疫抑制療法として用いられる。
引用参考文献
1)再生不良性貧血のATG療法.NTT東日本関東病院.