最終更新日 2019/09/02

耐糖能

耐糖能とは・・・

耐糖能(たいとうのう、glucose tolerance)とは、血糖値を正常に保つためのグルコースブドウ糖)の処理能力のことである。糖耐性ともいう。

 

グルコースは体内で使われる主要なエネルギー源である。しかし、高濃度のグルコースは生体にさまざまな問題を引き起こす。このため、耐糖能が機能しインスリンなどにより体内の血糖値は常に一定範囲に保たれる。耐糖能が十分に機能しないと血糖のコントロールができなくなり、さまざまな病態が進行する1)

 

臨床では、耐糖能は糖負荷試験(経口ブドウ糖負荷試験;OGTT)で評価することが多い。糖負荷試験により耐糖能異常(IGT)の有無を判断し、糖尿病低血糖症などの診断に用いる2)

 

引用参考文献
1)“動脈硬化の病気を防ぐガイドブック 危険因子 糖尿病.耐糖能異常”.日本動脈硬化学会.
2)永井良三,田村やよひ監.看護学大辞典,第6版,メヂカルフレンド社,2013,2400p.(ISBN978-4839214784)

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